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38. 電気使用量が少ない工法を選ぶ

(以下3ヵ所本文より書き出します。)

~ たとえば、外気とエアコンの送風を混合させて、快適な室内環境を作るという工法もありますが、この場合、エアコンやファンなどの付帯設備機器の電力使用量はどうしても増えてしまいます。
 これに対して、部屋を閉めきったときの気密性を高めたほうがエアコンの効率がよくなり、電力使用量も減ることになります。当然、環境負荷も少なくなるでしょう。家全体の温度差を少なくすることもできつつ、状況に応じて、局所エアコンも使用でき、自然換気と併用させて消費電力も抑えられる、そんな工法を私は採用しています。~

~私自身は、「スーパーエコエ法」を標準装備としてお客様に提供しています。これは断熱材でエネルギーロスを防ごうとするのではなく、熱を反射させてエネルギーロスを防ぐものです。
 そもそも世の中で言うところの断熱材は「断熱」という言葉を使っていますが、実は熱を通す性質を持っています。
 熱の伝わり方には、対流熱、伝導熱、輻射熱の3種類があります。
 断熱材が対応しているのは、このうち、対流熱と伝導熱の2種類です。そして、残りの輻射熱は、熱の伝わり方の実に75%を占めています。言ってみれば「断熱材」というより「熱伝導遅延材」などと表現したほうが実像に近いのです。      そこで私の会社では、熱反射材を利用した工法を採用しています。熱を反射することで、外の気温の影響を限りなく受けずにすみます。
さらに夏場を主に対策するような地域においては、窓にローイーガラスという熱の伝導をしにくいガラスを使うことで、熱効率は高まります。~

~しかし、その家の夏場は、外から帰ってきて、何もしなくてもモワツとする感じもありません。どちらかと言うと、少しひんやり感さえ感じます。
 さらに、冬場も家全体が冷えきっている感じはなく、太陽などが降り注いでいると、エアコンも必要ありません。また、家全体の気密性が高いため、エアコンの効率もよくなり、熱効率も高まります。
 建築条件によりますが、だいたい、外部の温度と家の中の温度が、5~10度くらいの差が何もしなくても生じます。「極端に暑い時期、寒い時期以外はエアコンを使わなかった」「去年の夏、エアコンを使わなかった」「光熱費がすごく下がった」など、採用された家から多くの声が上がっていると聞きました。
 開発元の計測データでは、約7~10度とテスト算出されていました。何もしなくても、冬は比較的暖かで、夏場は涼しげ、という状態です。~

気蜜性が高いほうが、エアコンの熱の効率が良くなるようですね。私の家では、夏場はクーラーをつけていることが多いです。時々バァーと全面換気して、またエアコンをつけます。あまり良いやり方ではないようです。夏涼しく、冬暖かい、省エネ、こうなるのが理想です。