お客様と創る家 CONCEPT
生活動線と収納を極める
「自由設計」とは、住まわれる方の希望に合せ、自由自在な間取りの家づくりが出来る、と思われがちですが、本来の意味は、建築基準法に照らし合わせ、耐震、制震、省エネ、採光通風、防災、防犯、防水、防蟻、将来のメンテナンス費削減等の検討を前提に、実際に生活される方が、暮らしやすいと感じる自由な設計を提案すること、が本来の自由設計の意味を持つと考えています。また、設計を提案する側が、東西南北だけで間取りを考えるのではなく、その周囲にある建物や環境、更に建て替えであれば、そこに暮らしてこられたお客様のご意見を対話から引き出して、西面であっても採光通風が得られる貴重な場所であったり、東面でも朝日が当たらず大きな窓を設けても無駄であったりする、その立地特有の環境を取り入れた提案を行っております。
整った生活が見えてくる最強の生活動線
大田区の狭小9坪2階建て事例
玄関には、お母様用の手すりと、壁収納式の折りたたみ腰掛け。シューズボックスは低すぎると屈むのがつらいので少し高い位置。帰宅したらすぐに作り付けの隙間収納にコートを掛けます。玄関正面の扉はトイレです。お母様は1Fへ、息子さんは2Fへ直行。
玄関から1Fへ入ると一番手前にキッチン。買い物の収納もすぐです。狭小でもゆとりの収納力のキッチン。お母様が踏み台に乗ると転倒の危険があるので、上の半透明の棚がボタン一つで昇降します。食器の乾燥機能付きで、洗い上げた食器を見せずに即収納します。IHで火を使わず安全で、掃除のしやすいキッチンです。昔ながらのキッチンを使ってこられた方に馴染みの良い、それでいて最先端のデザインです。
階段を上がって2Fへ行くと、上がったところにオープンスペースのクローゼットがあり、姿見の鏡が付いていて、便利。その奥が個室になっています。
2Fの変わった位置に洗濯機置き場が。旗竿地の狭小住宅で洗濯物を干す場所が難しく、一番日当たりの良い部屋で、洗濯物を抱えて階段を昇り降りしなくても、室内でも干せるよう、動線を最短にするよう考えて、こんな思い切ったレイアウトになりました。
住宅デザイン面でも、表面的なカッコ良さ、奇抜さよりも、高齢のお母様が今まで暮らしてきた環境を考えた馴染みの良さを追求しています。アイデアと愛情の詰まった優しい家です。
杉並区の狭小7坪2階建て事例
玄関はゆとりのシューズボックス。帰宅したらすぐに玄関脇の洗面所で手を洗います。
洗面所の正面はトイレです。トイレの隣は浴室です。浴室の正面で洗面所隣は衣類やタオルの収納棚です。棚はロールスクリーン付き。浴室と収納棚の奥は寝室です。それぞれ小窓が付いていて、風も流れます。
食事は光いっぱいの2Fで。オープンスペースのキッチンのすぐ脇にダイニングテーブルを置く予定です。キッチンからくるりと振り返ればダイニングテーブル、調理台のアイランド代わりにもなります。
洗濯機は寝室の隣の水回りには置かず、物干しのある2Fのバルコニー脇へ。洗濯機置き場に扉も付いて、寝室から離れた場所で、騒音も散らかりも気になりません。洗濯終了音はスマホで鳴ります。
究極の狭小住宅で、こんなにも美しいゆとりの生活。
便利!水回りの生活動線
こちらは東京都大田区のN様邸の洗面所と浴室です。
浴室の右隣に、衣類タオルや洗剤等の収納棚。左隣には洗濯機。
浴室内は暖房乾燥機付きで洗濯物が干せます。浴室の窓から洗面所の窓へ風が流れます。浴室の床ワイパー機能で、入浴後スイッチ一つで浴室カウンター下から除菌水が散布され、洗い場の隅々までカビや汚れを勝手にスッキリ洗浄してくれる、カビの生えないお風呂です。浴室は2Fなので、同フロアのバルコニーにも洗濯物が干せます。
こちらは東京都大田区のT様邸の洗面所。
3つの洗面所のある家。1F洗面所/2F洗面所/3F洗面所。1Fは祖父母世帯で、両脇に風呂と洗濯機。落ち着いた色調。2Fは父母世帯で、同じく両脇に風呂と洗濯機。爽やかな色調。3Fはお嬢様が、化粧品やドライヤーを置ける右スペース広々で、朝の支度も楽々。家族が多くても遅刻しません。住む人の事情に寄り添った自由設計の注文住宅ならでは。
狭小でもゆとりの収納力の賢い家
狭小住宅や小規模ハウスでも大容量収納。その工夫をご紹介します。
キッチン脇の大容量パントリー。採光通風も同時に叶えています。造作可動棚は使い方を変えられるので人気です。
キッチン背面を壁面収納として有効利用。小窓付きです。ポリカーボネート製の引き違い戸です。その際、冷蔵庫も中に入れる場合は、冷蔵庫の設置サイズと位置を明確にして、引き違い戸が完全に開く場所に冷蔵庫を置く様にします。
「靴」のジャンルを全部玄関に収納することを想定した玄関収納です。一般のご家庭だと、ご自宅の玄関に、靴という靴すべてを収めることが出来ていなくて、家のあちこちの収納にお子様の上履きや長靴が入っていたりする、それが、片付けが上手に出来ない一つの理由です。可動棚で、窓が付いて、明るく風通し良く、靴類を保管するスペースとなっています。
北側の部屋は、1室書庫に。可動棚です。収納奥の壁面は絵柄で爽やかに。基本、本棚などの家具を置かなくて良いように設計されています。
リビングの収納は、照明、電源付きでディスプレイも華やかに。
一人暮らしの6坪ハウスでもこれだけの大容量収納。窓付きのウォークインの納戸まであります。狭小だからこそ、家具を置かずに過ごせる空間をご提案いたします。
各個室に入ると、すぐそこに大容量クローゼット。入り口付近に、いきなり服を掛ける大きな収納があるのです。生活動線に自然と馴染んでいて、この部屋からは、住む人が服を脱ぎ散らかす姿が想像できません。
ウォークインのクローゼット。中には照明と、採光通風の小窓。
3F階段を上がったところの棚と、その正面の大容量の納戸。帽子が趣味のお施主様のために棚を豊富に設けました。
窓が付いて、採光通風を兼ねたロフト。狭小住宅でも大容量収納を叶えるとともに、エアコン1台でも過ごせる家を実現します。
プライバシーに配慮したデザイン
外から見るとこんなにプライバシーに配慮されていて、角地の家でも通行人から全くと言っていいほど見えません。中へ入ると窓がいっぱいで明るくて、ちょっと不思議な家です。
こちらも角地の家で、人通りの多い立地なのですが、外からは窓の少ない家に見えて、中から見ると窓がいっぱいで、明るいどころか、眺望が魅力の開放的な展望ハウスです。建物と道路からの距離、隣家との距離が絶妙に計算された家です。