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第二章 鉄骨は大空間が確保できるのがメリット

 鉄骨による工法は、軸組を鉄骨にしたものです。木造と同じく、柱・梁などでつくっていくものと、壁式でつくるものがあります。コストは木造に比べて高くなります。

 メリットには、柱・梁での工法の場合、大空間が確保できるという強みがあります。店舗などで空間を広く取りたい場合には、適した工法と言えるでしょう。

 一方、鉄骨の住宅は、主に防火地域に建てるケースが多いのですが、鉄骨は高温になると曲がってしまうため、熱に弱いというデメリットがあります。

 また、錆に弱いという面もあります。古いアパートなどに、錆びた鉄の階段を見かけることがありますが、そのように鉄の中に錆が出来てしまうと、いくら表面を塗り直してもいずれ錆が浮いてきてしまうので、修復は不可能となります。しかし、そうした火や水などの被害がないと、とても耐久性の高い工法でもあります。