食&住が脳に与える影響
食べ物を変えれば、脳が変わる、人生が変わる。
脳が快適にはたらけば、頭脳明晰となり、知能が高まる。気分も良く、生活も楽しい。当たり前のことだと思うのですが、以外に考えずに気にせず、好きなように食べている方が多いようです。
私たちは、毎日食べるものによってできているし、健康長寿は万人の願いだと思うのですが。
例えば、白砂糖が知能に悪い影響を与えることが、報告されています。
マサチューセッツ工科大学のアレックス・シャウス教授が、子どもたちを白砂糖の消費量別に五群に分けてIQを比べたところ、白砂糖の消費量の一番高い群は一番低い群よりもIQが25%も低かったと記しています。
また、アメリカではアルツハイマー病患者数は2007年には510万人。日本では2008年に140万人と推計され、高齢化が進むにつれ、患者数が急増します。レーガン元アメリカ大統領も晩年はアルツハイマー病で過ごしました。実は、週に一度でも魚を食べる習慣のある人は、まったく食べない人にくらべて、アルツハイマー病の発症リスクを半減できることがわかっています。
102歳でお元気に活躍中の日野原重明医師は魚が大好物だとうかがっております。
脳は脂肪でできている。
ヒトの脳は水分を除けば60%が脂肪でできています。
とくに、子どもの脳は毎日大きくなっていますから、成長に必要な脂肪の量も多い。とりわけ、必須脂肪酸が欠かせません。必須脂肪酸とはオメガ3とオメガ6のことです。
アレルギー、ぜんそく、湿疹、感染から守るはたらき、脳を健やかに育てるはたらきがあります。
必須脂肪酸が不足すれば、うつ、多動、自閉症、記憶障害、誤った行動などを引き起こしやすくなる。不足すると、脳神経のケーブルを伝わる電気シグナルが漏電し、情報の伝わるスピードが落ち、頭の回転が鈍くなる。
オメガ3とオメガ6の比率は、1対1が望ましいのですが、現在オメガ3対オメガ6の比率は、日本人は1対4。アメリカ人、イギリス人は1対20~30となっています。アメリカ人やイギリス人はオメガ6が大過剰、オメガ3が少なすぎです。今、アメリカやイギリスではアルツハイマー病が爆発的に増えていて、その原因の一つがオメガ6のとりすぎであると研究者によって指摘されています。
オメガ6は、コーン油、ダイズ油、ベニバナ油、ヒマワリ油などの植物油に多く含まれます。これらの植物油の摂取を減らすべきです。代わりに、オメガ9のオリーブ油を使うのがよいようです。
最善の策は、オメガ3を積極的にとることです。
青魚を食べてEPA、DHAの補給!
オメガ3の代表は、α―リノレン酸、EPA,DHAです。
通常、一人当たり1日300~400ミリグラムのEPAやDHAを必要とするようですが、学習障害や心臓病などの問題を解決するには、2~3倍とるのがよいようです。 実際EPA,DHAを多くとることをお勧めしています。実際、体質が変わり、確かに障害が改善しています。
EPAやDHAは、イワシ、サバ、サンマ、アジ、ブリ、マグロ、サーモンなどの青魚に多く含まれています。植物ではシソ油やアマニ油に含まれています。
*参考書籍:「食べ物を変えれば脳が変わる」 生田哲 PHP新書
以上の様に、脳の働きと食には、密接なつながりがあります。私達は、大田区を中心に、品川区、世田谷区、目黒区、川崎区などにて全面リフォームを検討されている方などに安全性を検討し、建て替えのご提案などを行っておりますが、既にお建て頂いたお客様を中心に健康で仲良く暮らして欲しい、という想いから、健康へのご提案を行っております。
勿論、これからご計画のお客様にも、健康と脳の働きと住まいの在り方についてのご提案を行っております。
住まいが脳に与える影響も、限りなく大きいのが、事実です。そうした設計時における注意点、『しあわせ塗り壁』をメインにした素材の選択など様々なご提案の融合が必要となります。