第四章 一生のパートナーと出会うために
家は人生最大の買い物です。にもかかわらず、多くの人はあまりにも少ない情報だけを頼りに家づくりに取り組もうとしています。
そして、全国には星の数ほどの住宅会社が存在していますが、本当に優良会社と呼べる会社は隕られています。
ですから、現状では家づくりが失敗する確率は決して低くはありません。こうした危機感のなかから、家を建てる人に向けてぜひ知っておいていただきたいことを書きつづってきました。
いくらたくさんの会社から見積もりを取ったとしても、せいぜい数十社が限界です。ほとんどの人は、3~4社のなかから家づくりを託す会社を決めているという事実があります。
だからこそ、事前の情報収集がカギとなります。
「理想の家」のプランを話し合う前に、住宅会社に対して確認すべきことがあります。本書で紹介した質問をぶつけることで、その会社の本質が見えてくることでしょう。
最初から住宅会社に任せてばかりではいけません。本当にその会社が信頼に値するのかどうかをご自身の五感を駆使して感じてください。
家をつくる会社は一生のパートナー
私自身は、今後も業務品質認定委員会での無償活動、産業廃棄物のワーキンググループ主査としての活動、身近な地域での貢献活動、障害者支援活動などに積極的に取り組んでいくつもりです。
一連の活動を通じて国土交通省などをはじめとする行政にも、業界基準のレベル引き上げを働きかけていきたいと考えています。
信頼できる会社が、これからもっと増えていくことが、私なりの業界への恩返しであると考えています。
あなたがもし信頼できる会社とめぐり会えたなら、それほど素晴らしいことはありません。あなたの家をつくる会社は、一生のパートナーです。
一生お付き合いできるような素晴らしい会社に出会われることを心から願っています。