30. 私のリフォームに対する考え方
~先ほど、私自身がかつて多くのリフォームを手がけていたことをお話しました。
当時は、順調に売上げも上げていたのですが、あえて新築をメインに据えて活動することを決断しました。それは私の会社は地盤のよく ない地域で、多くの危険な家が存在していたからです。
当時はすでに、新築の家が売れないからリフォーム業界に参入するという流れが始まっていました。「いまさら新築を手がけるのは珍し いね」と、いろいろな人から言われたのを記憶しています。
しかし、リフォームで本当に安全な家にしようと考えたら、新築以上の金額がかかることもあります。同じような金額がかかるのであれ ば、地震に強い新築のほうをおすすめするべきではないのか。私かお客様だったら、そう考えるのが当然だろうと感じたのです。
そして少しでも地震対策の整った環境負荷も少ない、安くていい家を提供できたら、一人でも多くの人に安全と安心を供給できるのでは ないかと考えたのです。~
前段落と関連していますが、「お客様とその家族の安全を守る」ということをふまえた上での判断のようです。
~お住まいの家の強度が弱く、どうしても建て替えまでは予算が回らない場合、または、人口の密集地域に多いのですが、建替えても、現況の住宅よりも広さが確保できない家などは、耐震補強基準にしたがって耐震補強リフォームをすることをおすすめします。~
これはあくまでも最低限の耐震基準を満たすための工事であることを忘れてはならないと述べられています。