大田区大森東での屋上付3階建ての家
日頃は完成した家の内観や外観をご紹介する事が多いですが、そうした仕上げを施す前の家の重要な部分、構造面のお話を工事現場の様子を交えて紹介します。
大田区大森東では、ZEH基準と耐震等級3(制震工法併用)を設計に取り入れた、屋上付3階建ての家づくりが上棟を迎えました。
屋上は通常のバルコニーとは用途が違いますので、床はステンレス鋼板の金属防水を提案。京浜運河を見渡せる絶好ロケーションで、完成が楽しみです。
防蟻対策は全構造体塗布のエコパウダーを予定し、家の基本部分の躯体は様々な面から安心安全な仕様になります。
2階からの眺め。3階建ての家の窓は、設計上採光や排煙計算で窓のサイズや設置高さが一部限定されます。その中で、現場では窓の高さや位置を、近隣の家の窓位置や、こうした景色を眺める最善の位置を微調整し、室内のインテリアとの検討も加えながら、最終決定します。
2階建て、3階建て問わず、室内の仕上げである床材を貼る前に、28㎜の厚さの合板を千鳥張りをして敷き込みます。地震で建物が捻じれる事を防ぐ様に考えられています。
上下階の柱の位置を極力合わせる事で、家の荷重が正しく土台や基礎に伝わる様になります。幾ら耐震等級を取得しても、こうした更なる配慮を設計で加えなければ、本当の意味での家の構造強度を実現できないと思います。
基礎:田政建設/棟梁:桜井大工/材木:高山木材/足場:東京BK足場/ 営業設計現場管理:林